べジプロジェクトについて、日本語・英語ともに朝日新聞に掲載して頂きました。

以下、転載です。

ポール、なぜベジタリアンに? 京大卒業生ら来日中取材

佐藤剛志

2015年6月14日15時58分

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東京ドームでのインタビュー後に記念撮影に応じたポール・マッカートニーさん(左から2人目)と川野陽子さん(同3人目)=4月25日、(C)2015MPLCommunicationsLtd/Photographer:MJ Kim

 

大学食堂でベジタリアン向けメニューを普及させる活動に取り組む京都ゆかりの女性らが4月末、来日した元ビートルズのポール・マッカートニーさん(72)への単独インタビューを実現させた。マッカートニーさんがベジタリアンになったいきさつなどを語った映像を今秋にも公開する。

インタビューしたのは、京都大出身で自身もベジタリアンの会社員、川野陽子(はるこ)さん(27)。農学部時代やベルギー留学時の経験から食と社会問題への関心を高め、大学院生だった2013年5月に仲間と「ベジプロジェクト」を創設した。同年11月には、京大生協食堂でのベジタリアンメニューの提供にこぎつけた。

大豆で出来ているのに見た目や味が肉そっくりの「大豆ミート」を使ったメニューなど6品を用意。6日間限定ながら5千食近い注文があり、学生からは「とてもおいしい」「本物の肉みたい」と好評だったという。卒業後も、休日中心に活動を続けている。

インタビューのアイデアは仲間との雑談から生まれ、動物の権利保護に取り組むNPO法人「アニマルライツセンター」と共同で企画。マッカートニーさんらが推進する、週1回月曜に肉を食べずに地球温暖化を防ごうと呼びかける国際的キャンペーン「ミート・フリー・マンデー」を国内で広めたいと伝えた。

来日公演中だった4月25日、東京ドーム(東京都文京区)内で約15分間のインタビューが実現。川野さんら3人が英語で行った。

インタビューでマッカートニーさんは、ベジタリアンになったきっかけは自身が経営する農場での30年以上前の体験にあると明かしている。飼育する羊のラム肉を食べている時、草原で遊ぶ子羊が目に入った。

「その時、私たちが食べている料理が、この生まれたばかりの小さな動物と同じものとしてつながった」。ミート・フリー・マンデーについては「多くの人が実践すれば、地球の未来のためのとても重要なムーブメントになる。みんなできるよ、さあやろう」と呼びかけている。

川野さんは「一人一人が少しでも行動すれば、世の中は変わるのだと伝えてくれた。毎日の食の選択が食料問題や地球環境問題などとリンクしていることに気付くきっかけになってくれたらうれしい」と話す。

映像は川野さんらが10月上旬に開催予定のミート・フリー・マンデー啓発イベントで公開する。問い合わせはメールで、ベジプロジェクト(vege.project.kyoto@gmail.com)へ。(佐藤剛志)